我が家には、娘が生まれた時に友人から譲って頂いた記事タイトルの商品がある。
夜、なかなか寝付けない娘が、これを使うと割とあっさり眠るので重宝して使っている。
動作の特徴は、オルゴールのような単調な音で「アンパンマンのマーチ!」がゆっくり流れ、暗くした部屋の天井にアンパンマンのイラストが投影され、本体がゆっくりと回転するのでイラストもゆっくりと回転する。(30分でのオートパワーオフ付き)
モーターでの回転、そして豆電球の光による投影と、そこそこ電気を食う仕掛けの為、必要なアルカリ単一乾電池4本(投影電球&オルゴール音用)とアルカリ単三乾電池2本(回転モーター用)でも、割とすぐに電池が無くなってしまうのである。
そこで、電池駆動をやめ、コンセントに繋いだDCアダプタを使って使えるように改造しようと思い立った。
まず、電球用の6Vと、モーター用の3Vを用意するため、Amazonなどでも販売されている「LM2596」と言う電圧が自由に可変できる2つのDC-DCコンバーターを入手した。
そして、本体横に穴を開けDCプラグが差し込めるコネクタを装着
内部の配線を確認してどこに挟み込めるか色々調査を進めていった。
するとこんな物が…
あることは知っていたが現物を見た事がなかった抵抗
え?
何が珍しいって?
ほら、黒帯が一本ですよ。
0Ω抵抗です。
基本抵抗値が0(抵抗が無い)という事なのでなぜこの、単一4本のマイナス極側に使っているのか個人的には不明です。(勉強不足です)
(ちなみにセロテープで止められていますが、このテープの下の方をよく見たら、蚊が死んでいました…)
単一乾電池と単三乾電池のマイナス極は繋げてあり、本体の回路基盤には+3Vと+6Vと共通マイナスの3本が接続されているため、DCアダプタを繋いだ時に電池をオフにする接続にするためにDCコネクタのスイッチ部分は共通マイナスを切断して繋ぐことにしたのだが…後々これがうまく行かないことに…
さて、あーだこーだイジって電圧もテスターできちっと測って…
何の問題もないはずなのに、動かない。
LM2596の電流が少ないのか…?と色々考え、テスターで数値を見ながら少しずつ電圧を上げてみる。
針が振り切っても反応がなく、配線ミスなのか?とあれやこれやいじりまくる。
そうだ、DCコネクタのスイッチ部分の配線を間違えているかもしれない。
差し込んだら電池側がOFFになるように設定したはずだったのだが、どうやら逆なのかも…と半田付けをやり直して電源オン!
ここでやってしまった…
LM2596のボリューム設定をそれぞれ最大まで回していたのを忘れていた。
つまり6Vと3Vの回路それぞれに12Vをかけてしまった…
一瞬ものすごいスピードでモーターが回ったところまでは確認でき、慌てて電源を切ったのだが…
次に電圧を調節してスイッチを入れても音楽も電球もモーターも一切反応しなくなってしまった…
「壊した…」
目の前が真っ白になった。
妻との会話もギクシャクし、逆ギレのようなリアクションで応対している自分を気づいていても抑えきれず、
プラスチックパーツと金属パーツを分別し、ニッパーで配線をブチブチ切り、外せるネジは全て外し処分作業へ突入。
すると妻が「中古を探そう」とメルカリなどを物色し程なく同型機を見つけた。
娘が帰宅した時に、足元にゴミ袋に入ったメリーゴーランドを見つけ「捨てちゃうの?」と聞いてきた。
妻が「捨てたくない?」と娘に聞くと「うん」と。
決まった。
絶対に直そう。
諦めずに。
メルカリ出品者に連絡をとってもらい取引をお願いした。
先方からは「こちらも譲ってもらったもので、その時から電球がなかったのですが…」と訳あり品であることを伝えられた。
電球くらいなら今捨てた中から拾い出せば良いし問題ないと判断。
さぁ…この後、無事修理&改造は完了するのか!?
後半に続く